専任教員

橋本 彼路子

●職名:教授
●専門:建築計画、建築設計
●学位:博士(工学)
●資格:一級建築士/専攻建築士(統括設計)、福祉住環境コーディネーター1級、インテリアコーディネーター、APECアーキテクト
●所属学会(協会):日本建築学会、日本福祉のまちづくり学会、日本建築家協会(登録建築家)、長崎県建築士会
●授業内容:建築設計製図IA,IB,ⅡA,ⅡB, 建築計画B 建築CAD
●研究内容:
住み慣れた地域で安全に快適に暮らせるためにはどうしたらよいか、「生活の困難」に対する建築計画上の必要となる住環境整備を明らかにし、その分析を通して、関連施設や住居のあり方を検討する。

●設計活動:
・研究成果をフィードバックした設計活動を行っている。


 
●研究テーマ
・被災地における災害弱者(障がい者、高齢者、子ども)の住環境と課題
・空き家問題
・歴史的建造物のバリアフリー
・認知症患者の住環境
 

藤田 謙一

●学位:博士(工学)
●専門分野:海洋建築,耐震構造,地震・津波防災
●内容
海洋建築:日本が有する世界第6位の面積の海洋空間を建築空間として捉え,長期持続可能な浮体式海洋建築の構造システムの研究を行っています。また,沿岸域の高潮と高波被害を低減する浮体式海洋建築物の構造システムを研究しています。
耐震構造:既存建築物や沿岸施設の構造物を対象に,これら構造物の立地場所で想定されている地震動に対する耐震性評価,および立地環境に適した耐震補強方法を検討しています。
地震・津波防災:大規模自然災害を対象に,地域の地震と津波に対するリスク評価として,地震に対しては建物被害,津波に対しては避難における人的被害の評価を行っています。


 
●主な研究テーマ:
・モジュール連結型海洋建築物の流力弾性解析
・沿岸域を高潮・高波から護る海洋建築物の構造システム
・既存建築物および構造物の耐震性評価と耐震対策
・地域の地震・津波に対するリスク評価
 

山田 由香里

●職名:教授
●専門:建築意匠・歴史
●学位:博士(工学)
●資格:一級建築士,学芸員
●所属学会:日本建築学会,建築史学会
●経歴・業績等:2001年〜2006年度まで平戸市教育委員会・各務原市教育委員会に勤務。平戸の町並み調査とまちづくりに関し、第一回日本都市計画家協会楠本洋二賞最優秀賞を2009年受賞。


 
  • 研究テーマ
・歴史的建造物を地域の財産として保存継承するための調査研究
・歴史的建造物やまちなみを活かしたまちづくり
・史資料を通してみる長崎の文化と建築
  • 内容―最近の活動
①『長崎の教会堂』と『鉄川与助の大工道具』に関する調査研究(2008~2018年)
 2008年から、新上五島町の文化的景観や教会堂、鉄川与助の大工道具の調査に携わりました。成果は、2018年の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」世界遺産登録に結実しました。2冊の書籍、『長崎の教会堂』(共著、河出書房新社、2016)と『鉄川与助の大工道具』(単著、長崎文献社、2018)もまとまりました。
②長崎県内の歴史的建造物に関する調査研究
 長崎県内各地の歴史的建造物の保存活用に携わってきました。只今は、雲仙市神代小路地区(国重要伝統的建造物群保存地区)の建物復原や保存活用に携わっています。2018年は旧永松家住宅の保存活用計画を策定しました。
③長崎-仁川の建築と文化に関する研究
 韓国の仁川は、1883年の開港後、各国の租界地が建設されました。日本租界地には長崎から多くの人が移り住み、商工業の拠点となりました。現在仁川では、街並みの保存活用が進んでいます。仁川の建造物や街並みの歴史的理解を深めるため、国内外における資料調査を進めています。JSPS KAKENHI Grant Number 19K04816 。

 

李 桓

●職名:准教授
●学位:学術博士(PhD)
●専門分野:地域計画,環境デザイン
●内容
・東アジアの環境思想と居住文化:
 中国を含めた東アジアを中心とした居住文化に関する研究を行っています。特に居住福祉の現状を調査し、その課題を明らかにすることに加え、集団的な居住とコミュニティの形成に関して調査を進めています。また旧県庁舎跡地周辺の都市計画について、旧県庁舎 旧第3別館の調査を通じて、被爆建造物としての価値を提案しています。


 
●主な研究テーマ:
・東アジアにおける居住福祉の課題
・居住に関する漢字の語源にみる居住福祉の思想
・中国における借景の意味と「風景窓」の役割
・季節集団居住とコミュニティの役割