本学科主催の長崎港松が枝国際ターミナルビルの見学会を行いました(2010.4.24,26)


 大型客船用の国際ターミナルビルの見学会を、4月24日(土)、26日(日)の2日間実施しました。これは、プロポーザルにより本学科卒業生の佐々木信明氏が指名を受けて、設計を中心になって進め、今年の3月26日に竣工した建物です。

 このビルは、国際船の入港による入出国への対応、日常の公園施設としての利用、長崎港全体の景観への配慮など複雑なプログラムに答えたものです。全体を緩い曲面の大屋根で覆い、芝生の屋上緑化とし、外部と一体的な利用が可能となっており、内部は各種イベント開催が可能な傾斜天井をもつ大空間が特徴的です。

 両日とも、佐々木氏の丁寧な解説(平面・断面計画、素材・構造・設備計画、インテリア計画、外部空間のデザイン等)があった後、自由に見学をしました。

 本学科学生、長崎県立長崎工業高等学科校インテリア科3年生と引率の先生方、地元の建築士の方、このビルの建設関係者、本学教職員など、延べ140名余りが見学会に参加しました。


建物の全景


佐々木氏による建物の解説


宮原先生による音響の説明


間接照明を点灯させた状態


歓待ギャラリー


ホールの海側は全面ガラス


芝生による屋上緑化