2年建築設計製図の課題「図書館」に関して、諫早市立たらみ図書館を見学しました(2009.10.20)


2年生後期の建築設計製図が始まりました。その最初の課題は「図書館」です。本学シーサイドキャンパス付近の敷地(現在は長崎市役所日見支所が建つ)に、延べ床面積600㎡程度の小規模の地域の図書館を設計するというものです。

例年、この時期には、諫早市立たらみ図書館(設計:寺田 大塚 小林計画同人)を見学しています。同館は、基本構想・基本計画の立案にあたって住民を交えて議論を重ね、行政の関係者と図書館のイメージを共有し、設計者を公開のプロポーザルコンペで選定した建物で、今年で開館5年目になります。

大村湾を埋め立てた公園の一角に建ち、延べ床面積約3,300㎡、3階建て鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、約22万冊の収容能力をもつ図書機能と、交流・展示機能を併せ持つ図書館です。同館の海のホールにて、館長さんの挨拶、主管の方からの構想・計画・建設過程をお聞きして、そのDVDを視聴した後、学生は各自は平面図をもって、見学しました。

見学後のレポートでは、様々な住民の方々の利用の様子と各空間の組み立てに大いに刺激を受けた様子がみえます。約1ヶ月半の期間、図面と模型に取り組みます。