長崎総合科学大学 環境・建築学部 建築学科

2010年度  第13回  全国高校生  設計アイデアコンテスト  結果発表

テーマ 「 学園祭の受付&メインゲート」

 

審査経緯


  今回のテーマは、長崎総合科学大学の学園祭「造大祭」の時に大学正門に設ける「 学園祭の受付&メインゲート」でした。 これまでの「造大祭」では大学正門付近にテントを張り、受付・案内・警備(詰所)の拠点にしていましたが、今回は、そのテントに代わる「学園祭にふさわしいデザインと機能」を持った仮設的な構造物(雨天、夜間対応)をデザインして頂きました。その結果、全国から14校 49作品の応募を頂きました。応募された生徒の皆様とご指導いただいた先生方に感謝申し上げます。

 審査は、審査委員長の林一馬 教授、建築学科教員、および建築学科の学生達が参加して、10月13日(水)に行われました。審査参加者が各自10作品を選んで投票し、49作品の中から「得票が10票以上の作品と得票が5票以上で審査員が推薦する作品」を第一次審査通過作品として35作品選びました。また、第一次審査通過作品の中から入賞に値する作品を選考するため慎重に審議を進めた結果、特に優れた1作品を最優秀賞、2作品を優秀賞として選考し、7作品を入賞としました。

募集要項


 

審査の様子




ご応募頂いた高等学校

北海道札幌工業高等学校,埼玉県立熊谷工業高等学校,山梨県立甲府工業高等学校,

千葉県立東総工業高等学校, 静岡県立沼津工業高等学校,静岡県立科学技術高等学校,

三重県立四日市工業高等学校,京都府立宮津高等学校,鳥取県立米子工業高等学校,

広島県立宮島工業高等学校,福岡県立筑紫高等学校,大分県立竹田高等学校,

大分県立大分工業高等学校,長崎県立島原工業高等学校




総評

  実現性を求めたため、高校生にしてはアイデアを出すのが難しかったかもしれません。応募作品のレベルは全体的に高く、特に最優秀賞、優秀賞、入選の10作品は、少し工夫を加えれば直ぐにでも実現しそうで、学園祭の彩りとして楽しい雰囲気になることが想像されました。


審査結果

最優秀賞

山梨県立甲府工業高等学校 3年 山口 千明さん 指導:櫻井 良明 先生

作品名:5×COLOR BOX

寸評 : 最もカラフルでプレゼンテーションが抜群だった。ゲートのパネルに構造的な不安定さを感じるが、実現すれば賑やかな空間になることを期待させる作品である。





優秀賞

京都府立宮津高等学校 3年 西口 陽介 さん 指導:佐々木 康宏 先生

作品名: Variable Sail

寸評 : 要求された仮設性を満たしている。セルフビルドが可能である点も評価できる。





優秀賞

静岡県立科学技術高等学校 3年 大野 洋輔 さん 指導:杉山 あや子 先生

作品名: 凸凹アーチ

寸評 : 造形的に変化があって面白く、美しい夜景を実現できそうである。ただ、建材と雨風への配慮が欲しかった。




入賞

京都府立宮津高等学校 3年 小谷 奎太さん 指導:塩野 幸彦 先生

作品名: バンブーガーデン

寸評 : 容易に組み立てができそう。高さの変化が良いアクセントになっている。





入賞

広島県立宮島工業高等学校 2年 宮崎 千尋 さん 指導:茂上 香織 先生

作品名: あるけば つながる 夢と希望の物語

寸評 : 身近な素材を使った現実的なプランであることと、仮設性が評価された。





入賞

大分県立大分工業高等学校 1年 木村 龍人 さん 指導:松田 司 先生

作品名: ユニットブロックで大学と地域住民一体化!

寸評 : ブロックによる積み木のような面白さがあり、変幻自在であることが評価された。





入賞

大分県立大分工業高等学校 1年 中野 勝大 さん 指導:松田 司 先生

作品名: Making a Stained Glass 持ちよりのステンドグラスで学園祭を盛り上げよう!

寸評 : ステンドグラスを使っていて、夜景が楽しみな作品である。各学科の図案も面白い。





入賞

静岡県立科学技術高等学校 2年 村越 勇人 さん 指導:杉山 あや子 先生

作品名: 夢の方舟 ~人々を乗せて交流の場に~

寸評 : さわやかな印象を与える作品である。造大祭、及び本学の歴史について理解がある。





入賞

静岡県立科学技術高等学校 2年 牧田 光 さん 指導: 杉山 あや子 先生

作品名: ECO BOTTLE RECEPTION

寸評 :建材にペットボトルを使ったアイデアは既にあるが、全てカラーにしたことが評価された。





入賞

埼玉県立熊谷工業高等学校 3年 黒澤 宏規 さん 指導: 竹田 基 先生

作品名: NEXT DOOR ~次の扉~

寸評 : 本学広報のキャッチコピーをうまく使って表現している。






一次審査を通過した作品