研究室



 

教員紹介

氏名:薄 達哉(すすき たつや)

職名:教授

専門:建築構造工学

学位:博士(工学)

資格:一級建築士、構造設計一級建築士、JSCA建築構造士、

   技術士(総合技術監理部門、建設部門(鋼構造及びコンクリート))、

   一級建築施工管理技士、コンクリート主任技士、コンクリート診断士、

   構造計算適合性判定員資格、住宅性能評価員資格、APECエンジニア(建築構造分野)

所属学会(協会):日本建築学会、日本建築構造技術者協会(JSCA)

  1. 1.講義科目:構造力学 I、構造力学IIA、構造力学IIB、建築材料実験、耐震設計法

     鉄筋コンクリート構造、鉄筋コンクリート構造演習


◎講義内容

目標:すべての学生が、建築構造分野の重要性を認識し建物造りに必要な構造分野の基礎力を身に

   つける。


背景:社会が求める安全で安心な建物造りを行うには、建物の計画、設計、施工、維持管理のどの

   段階でも構造分野の知識が必要である。

   そのため、構造分野を目指す学生だけでなく、構造分野以外(意匠、設備、施工関係)を目

   指す学生も構造分野の基礎知識を身につけなくてはならない。

   実際の建物造りに必要な構造分野の基礎知識はそれほど多くないので、単に覚えるのではな

   く本質を十分理解することが重要である。

   すべての学生が構造分野の基礎力を身につけた上で、構造分野を目指す学生はそれをベース

   により高度な知識を積み上げる。

   

◎研究内容

研究分野:建築物の耐震性向上に関する研究

     煙突の耐風対策に関する研究


背景:近年、全国的に地震災害や強風災害が数多く発生している。

   建築物の耐震性を高めるには、新設建物の耐震設計、既設建物の耐震性評価・耐震補強を適

   切に行う必要がある。

   その耐震設計・耐震性評価・耐震補強を検討するに当たっては、建築物の動的性状や弾塑性

   性状を的確に評価することが重要である。

   既設の鉄筋コンクリート構造物を対象とする場合は、コンクリートのひび割れや鉄筋の腐食

   などの経年劣化状況を的確に評価することも重要である。

   一方、強風災害に対しては、風による影響を特に受けやすい構造物に対する耐風対策が必要

   である。

   その一つとして全国各地に超高煙突が数多く建っているため、これらの風応答現象を把握し

   て効果的な耐風対策を取る必要がある。

   地震と同様に、煙突の風応答現象を検討するに当たっては、煙突の動的性状を的確に評価す

   ることが重要である。


                  

 

   鉄筋コンクリート梁の加力実験     鉄骨梁の加力実験

                

 

      経年劣化調査            非破壊試験 

               

 

      簡易模型実験         円柱まわりの流れとカルマン渦