最近の研究・地域活動(濱砂研究室)
最近の研究・地域活動(濱砂研究室)
1、伝統的集落における環境管理システムの研究
◇伝統的集落における環境管理の方法を調べ、今日の環境問題を解決していくための原点・立脚点を見出したいと考えている。具体的には、五島列島の雨水利用の実態調査や、雲仙市千々石地区の湧水とその活用状況に関する調査を進めている。
湧水を利用した精米所の調査
千々石では、豊富な湧水を活用して水車による精米所が現在も稼働している。
伝統的集落の行事(銀鏡神社の夜神楽・狩法神事、シシバ祭り、狩倉祭り)
◇伝統的集落の生活基礎単位としての「狩倉まつり」の組織は、水系を基本とした様々な集落の行事を運営する基本単位であり、環境管理の基礎組織ともいえる。
2、県産材を用いた簡易構造物の制作
◇長崎県林務課ならびに県内の木工組合の方々及び本学の学生と、県産材を活用したプロジェクトに取り組ん
でいる。研究会の成果は長崎県美術館や、本学学園祭などで展示・発表している。
作品展示・木のシンポジウム(県美術館)、学生と制作した六角ドームで焼肉パーティ
◇長崎県産材を用いた木製サッシの開発
長崎県産ヒノキ(鍋島林業) 柾目が美しい 試作品をカモメ広場に展示
「実験ボックス」でアルミサッシと木製サッシの性能を比較 センサー(温度・湿度・結露)からのデータを記録
3、その他の活動
◇有家のまちづくり・・・アドバイザーとして街づくりに参加
◇建築デザイン研究会・・・研究会の顧問として、長崎県下の教会模型制作に取り組んでいる建築学科の学生
を支援している。
学生たちの模型作品お披露目(中町教会、田平教会)