長崎総合科学大学 公開講演会

(建築学科創設45周年記念シンポジウム)

主催:長崎総合科学大学 環境・建築学部 建築学科

共催:(社)日本建築学会九州支部 長崎支所

協力:(社)長崎県建築士会長崎支部

 

日時:2010年11月27日(土) 15:00~17:30

会場:長崎港松が枝国際ターミナルビル・待合ホール(松が枝埠頭)


公開講演会(建築学科創設45周年記念シンポジウム)

建築への思いと実践」

・パネリスト

 御所健剛 氏 (長崎市建築住宅部部長)

 三好定和 氏 ((株)三省設計事務所代表)

 井上正雄 氏 (ラジオフライヤーズ代表)

 佐々木信明 氏(インターメディア一級建築士事務所代表)

・コーディネイター

 林 一馬(本学建築学科教授)


 建築学科創設45周年記念講演・シンポジウム「『建築』への思いと実践」を11月27日(土),長崎港松ヶ枝国際ターミナルビルにて開催致しま した。前日は小雨が降った長崎市でしたが,当日は晴天に恵まれ,100名近い参加者をお迎えするのにふさわしい陽気となりました。





 講演会では4名の建築学科卒業生を招き,それぞれの卒業後の活動について,成功や失敗談を交えながらご講演いただきました。

 御所健剛氏(昭和49年卒)には,これまでに長崎市職員として携わった建築指導行政やプロジェクトについてご解説していただきました。趣味の ヨットがきっかけで韓国の方々と縁を持ち,長崎市の初代韓国・釜山事務所長として赴任した経緯につきましてもご紹介いただきました。

 三好定和氏(昭和52年卒)には,三省設計事務所のデザイン手法として3つのポイントをご説明いただき,特に材料に対するこだわり,いわゆる本 物志向について設計業務に携わった島原ターミナルビル等の例にあげてご解説いただきました。

 井上正雄氏(昭和52年卒)には,これまでに携わった住宅や歯科医院の設計,雑貨屋のインテリア設計,更には精霊船の設計の経歴について,ユー モアを交えながらお話いただきました。

 佐々木信明氏(昭和55年卒)には,大福寺保育園(雲仙市),こもれびの舎保育園(五島市),長崎大学医学部150周年記念館,長崎港松ヶ枝国 際ターミナルビルの4つの作品について,それぞれの設計コンセプト等を交えながらご解説していただきました。


 
 
 

  御所健剛 氏    三好定和 氏    井上正雄 氏    佐々木信明 氏 



 シンポジウムでは4名の講師がパネリストとなり,林一馬コーディネーターのもとに行われました。シンポジウムの最後に,各パネリストから次世代 の建築学科学生に向けて激励が送られました。佐々木氏からはコンペ等に積極的にチャレンジをすること,井上氏からは早く好きなものを見つけて楽し く生きること,三好氏からは頭の軟らかいうちに勉強すること,御所氏からは「意は通じる」こと,以上のメッセージをいただきました。

 
 



大学HPでの紹介

 http://www.nias.ac.jp/cgi-bin/news/news_view.cgi?KEY=1410





建築学科創設45周年記念懇親会


 講演・シンポジウムの後,建築学科創設45周年記念懇親会を長崎内外倶楽部にて開催致しました。祝賀会には58名が参加し,中野善弘氏(昭和 54年卒),池野菜穂子氏(昭和57年卒)の司会のもとにとり行われました。


 



 まず,村田明久本学教授が建築学科の近況として,工学部建築学科から環境・建築学部建築学科に所属が変更したこと,住居学コースが住居デザイン コースに名称変更したこと等が報告されました。その後,大内洋司氏(昭和44年卒)よりご挨拶をいただき,宮原和明本学名誉教授によって乾杯が行 われました。最後に御所氏よりご挨拶をいただき,約2時間にわたって行われた宴はお開きとなり,祝賀会は盛況のうちに終了しました。