平成21年度 長崎総合科学大学公開講演会


「 建築と構造デザインの可能性 」


主催:環境・建築学部 建築学科

 

日時 平成21年10月31日(土) 14:00〜17:00

会場 長崎県美術館 2階ホール


基調講演

 「構造デザインの現在」

   佐々木 睦朗 氏(建築構造家・法政大学教授)


トーク

 「建築と構造デザインの可能性」

   佐々木 睦朗(前掲) × 林 一馬(本学建築学科教授)



  本学建築学科では毎年、建築関連の各界で活躍中の方々を長崎にお招きし、公開講演会を開催してまいりました。今年は、「建築と構造デザインの可能性」というテーマのもとに、建築構造デザイナーの佐々木睦朗氏をお招きし、「構造デザインの現在」というタイトルでお話いただく企画と致しました。

 佐々木氏は、磯崎新・伊東豊雄・妹島和代氏ら現代日本を代表する著名建築家との協働によって、せんだいメディアテーク、金沢21世紀美術館、福岡アイランドシティぐりんぐりんなど、近年話題の建築構造設計を数多く手がけておられます。斬新な構造デザインの提案によって建築デザインの可能性が広がっていく過程を、実例をふまえながらご紹介いただく予定です。後半は、本学の林一馬教授が加わってトークを展開します。

 入場は無料です。お誘い合わせの上ご来場くださいますよう、ご案内申し上げます。





佐々木睦朗 氏 プロフィール

 1968年、名古屋大学工学部建築学科卒業。磯崎新、原広司、伊東豊雄、妹島和代ら建築家との協働によって、梅田スカイビル、せ んだいメディアテーク、金沢21世紀美術館、ぐりんぐりん(福岡アイランドシティ) など、近年話題の建築構造デザインを手がける。建築家と組んでチャレンジしたコンペ の勝率は6割にのぼり、“デザインする構造家”と呼ばれる。

1980年 佐々木睦朗構造計画研究所設立

1999年 名古屋大学大学院工学研究科建築学専攻教授

2003年 日本建築学会賞作品賞受賞(せんだいメディアテーク)

2004年 法政大学工学部建築学科教授


林一馬 教授 プロフィール

 本学建築学科教授。建築意匠・歴史、都市景観デザインを専攻。研究面では伊勢神宮を中心とした日本古代神社建築、キリスト教会堂、眼鏡橋を主要なテーマとし、ほかに洋館・社寺・民家などの歴史的建造物、町並みに関する調査研究、歴史的環境の保全計画、建築設計、景観デザイン計画など幅広く手掛けている。また、専門的な立場から長崎県文化財保護審議会委員、長崎県美しいまちづくり審議会会長、長崎市都市景観アドバイザー、長崎の教会群を世界遺産にする会会長など数多くの社会的活動にも従事する。