平成21年度 長崎総合科学大学公開講演会


「 建築と構造デザインの可能性 」


主催:環境・建築学部 建築学科

 

日時 平成21年10月31日(土) 14:00〜17:00

会場 長崎県美術館 2階ホール


基調講演

 「構造デザインの現在」

   佐々木 睦朗 氏(建築構造家・法政大学教授)


トーク

 「建築と構造デザインの可能性」

   佐々木 睦朗(前掲) × 林 一馬(本学建築学科教授)


 2009年10月31日(土)に,長崎県立美術館で平成21年度 長崎総合科学大学公開講演会「建築と構造デザインの可能性」が開催され,一般市民や学生などが参加して聴講しました.





 基調講演では、建築構造家で法政大学教授の佐々木睦朗 先生が「構造デザインの現在」と題して講演していただきました.

 講演は、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナ・パビリオンや、アントニオ・ガウディのサグラダ・ファミリアなどの建築が佐々木先生の作品に影響を与えているという話から始まり、先生の多くの作品、例えば「仙台メディアテーク」や「金沢21世紀美術館」、「海の駅なおしま」などの地面と屋根を繋ぐような建築や、「MIKIMOTO GINZA2」、「多摩美大付属図書館」などの構造解析による建築、「瞑想の森 市営斎場」、「ぐりんぐりん」、「EPFL LEARNING CENTER」などの形態解析による作品、さらには拡張ESO法により構造設計した作品「フィレンツェ新駅コンペ案」、「カタール・ドーハのエデュケーションセンター」について、何を考えて、何を意図して設計したか等、貴重なお話をしていただきました。




 後半には、本学建築学科教授 林一馬と佐々木睦朗先生が対談形式で「建築とデザインの可能性」をテーマに議論を行いました。